鮭のちらし寿司

エネルギーになる食品
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玄関に飾った2体のおひな様に何かと思い、ある材料でちらしずしを作りました。塩サケのほぐしと薄焼き卵を正方形に切ったもの。だいだい色と黄色のニンジンのさいの目をゆでたものとグリンピース。赤の紅しょうが。春の色どりが整いました。

ひなまつりは、ちらしずしぬたで・・・そしてもちやさんのすあま

あと欲しかったものは、かんぴょうかな。甘辛くしっとり煮たのを細かく刻んで混ぜると味がすし飯となじんで、おひな様のちらしのようになる。その日に在庫がないのは、頭が働いてない証拠。残念です。煮たのを冷凍しておくだけで、さっと使えて便利なのだけれどね。あとは、ピンク色のおぼろですね。これは、不可欠の品です。

急に寒くなったとはいえ、今年は、ワケギが青々としていて、準備完了の状態でした。「ぬた」がいつでも作れるはずだったのに体が言うことを聞かなかった。(脳みそのやる気スイッチかも知れない)母は、この時期にながらめ貝を買ってくれてゆでたのから実をとって、ぬたを作ってくれました。これも懐かしい品!実をとるのをお手伝いしましたよ。

すはまは、今年は(も)買ってきてもらっていたので、おいしくいただきました。(でも、おひなさまにあげてないっ。)
いつもと違う自分を感じるのは、花粉のせい?それとも老化?・・・すっきりしない自分が続きます。

娘宅で、昨日お雛祭り会をして楽しんできたので満足してた自分がいた。家のおひな様にはお雛菓子しか供えてないのにね。いつものことをいつものようには、忘れないでいたい。

すはまとは、検索してみると静岡の地域の郷土食で、おひな様の頃に食べられていて、この辺と同じみたいでした。祖母が、黒砂糖入りのすあまを蒸して作ってくれていて、菜箸でつけた2本の線が印象的でした。祖母のお菓子のイメージが強いなあ。母は、ひなあられ。餅を搗くときに色をつけて作ってくれていて、それを細かく切って干します。ひな祭りの前になると油で揚げてくれます。甘みは、餅つきのときにつけてあるので、あげただけでも十分おいしい。青のりが香ったり、ゴマの香ばしさが効いていたり、ピンク色の色粉も使っていました。食紅ですね。でも、最後にお砂糖をまぶして甘くしてくれたこともあって、それが、おひな様のお菓子でした。スーパーやコンビニで何でも買える今ではないので、ひな祭りにそれがあって、楽しめるようにと、祖母や、母の頭の中では、ひな祭り計画が、年末の餅つきからスタートしていたんだなあと思い返します。あるものを生かして、季節感や季節の行事の豊かさをあじあわせてくれていた手仕事に感謝です。自分もそんな腕をもちたい。来年こそは、と考えています。

色で願う。

 赤い色で、厄除け。緑は健康。白は純粋無垢清潔など、清らかさや平和。色を使って子どもたちの健康や幸せを願う親の気持ちかな。それが、ひな祭りの祝い方にも切実に表れている。菱もちやひなあられなど色合いが明るく、春らしくていいなあと思うけれど、その元には、親の願いが流れているのだなあと思います。健やかに幸せに育って欲しいもの。ちらしずしのいろあいもおなじかしら・・・。

イラストでおひな様を描くときは、色のことを意識して描いてみよう。願いを込めて。 

note

季節の節目にある行事に、家族への思いが詰まっていて、行事食を通して、その願いを色であらわす。それを何度も何度も繰り返して今がある。商業・消費の面だけでなく、家庭の手仕事として、先につながっていくとすごく嬉しい気がする。まずは、自分から。